執事は、サキカの数歩先を歩き、ユ

上一篇 / 下一篇  2018-06-06 15:40:53

 執事は、サキカの数歩先を歩き、ユリアスたちがいるであろう場所まで案内してくれた。廊下を西へ歩き、螺旋階段を降りて、HKUE 傳銷  更に西へ。隅の部屋の扉を開けるが、しかし中には誰もいない。それは、廊下を歩いているときに既に気がついていた。ユリアスたちの魔力や気配はこの階からは感じられない。ならば、彼女らはどこにいるのか。答えは――「……驚いていないようですが、想定内のできごとですか?」主語が抜けているが、何にか、は言われなくてもわかる。「えぇ。彼女が訓練用の部屋があると言った時点で、薄々は」――彼女たちは、おそらく地下にいる。建物内に訓練用施設を設備するとどうなるのか。武器の練習ならまだしも、魔法の練習ともなると相当強い結界を張っておかなければならない。しかし、それも万が一の事が考えられる。もし、結界が壊れてしまったら、大変なことになってしまうだろう。階下ならば天井が抜けて上の階のものが落ちてきたり、階上ならば床が抜けたりするかもしれない。壁はぶっ飛び、建物内にいた者は、怪我だけではすまない可能性すらある。ならば、地下ならどうだろうか。地下といっても、建物の真下ではないだろう。建物と繋がってはいるが、少し離れた場所にあるに違いない。安全のために人が来ないような場所にそれようの設備を建てても良いかも知れないが、人が来ないような場所とはつまり、魔物が大量に闊歩しているような場所であり、下手をすれば訓練中に魔物に襲われるかもしれない。地下ならば、その可能性も低くなる。地下を住み処とする魔物がいないわけではないが、地上に比べれば少なく、安全なのだ。しかし、地下だと結界が破れて崩れた時が大変だ。そのために地上へ繋がる非常用の出入り口はいくつも設置され、建物自体も丈夫に作られる。居住をする建物の中では、広さ的な問題もあるが、それも地下ならば解決できる。「サキカ様は頭がよろしいのですね」「……良いかはわかりませんが、悪くはないかと思います」執事がポロリと溢した本音らしき言葉は、聞きようによっては失礼な内容だ。何と答えるべきかと悩んで、一呼吸おいてから答えたサキカに、執事は「失礼しました」と非礼を詫びた。怒りを感じたわけでもないサキカはそれを受け入れた。.


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