その様子を見て、次に自らの手足を確認したたっつんは

上一篇 / 下一篇  2018-12-09 21:04:01

その様子を見て、次に自らの手足を確認したたっつんは、「た…助かったぁあ。」と、声を漏らし、救出に参加しようと、村人達のいる方へ歩みを始めた。歩きながら、左右を見てみれば、土砂花園別墅、村の家屋の約半分を飲み込んでおり、(良く…助かったな…俺。)たっつんは、自らの強運に驚嘆せざるを得ない。その時、そんなたっつんの耳に、ひときわ大きな男の叫び声が聞こえてきた。「頭目!とぉおおもくぅうう!!」その男は、そう大きく吠えると、洞穴があったであろう場所を、素手で必死に掻き進めているように見える。その横に佇む、独特な立ち姿は、(許松以外にねぇな…。)ということは、(あれは…陳秀か…。)そう思ったたっつんは、スゥと大きく息を吸い込んだ。「陳秀ぅう!!ワシはここだぁあ!!」たっつんは大声を出して手を振ると、二人のもとへ走っていった。


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