「なんじゃそら。それでは、ワシが言う事を聞かない我

上一篇 / 下一篇  2018-11-15 19:16:45

「なんじゃそら。それでは、ワシが言う事を聞かない我侭な奴みてぇじゃねぇか。」「はっはっは。冗談じゃ。悪かった。」こんな調子で、弥吉は隼人をあしらうのが上手であった。隼人も、そ九肚山樓盤な弥吉を気に入っているため、獅子ヶ城から此処へ逃げるのである。「だがな、隼人様。冗談はさておいて、今の佐渡があるのは隼人様のおかげよ。皆、その事を良く知っておるからこそ、そういう行動に出るんじゃ。」「それは分かっておるがのぅ。」「それでも、行くのじゃろう?」「あぁ。」「じゃったら、仕方があるまい。これも、何とかかわし続けるしかあるまい。」「むぅ。」隼人は、難しい顔をしながら再び半身を起こし、出されていた茶をグイっとあおると、再び口を開いた。「だが、じゃからこそ、長尾家に託したでは無いか。長尾家ならば、皆を疎(おろそ)かにはせぬ。本間の時代のようにはならん。」「たしかに、長尾家であれば、あないな酷い時には戻らぬであろう。」「そうじゃろう。」「じゃがな、隼人様。この島の民から見れば、以前も今も隼人様は希望の星なのじゃ。皆、隼人様や野球部が大好きなんじゃ。それを分からぬ隼人様では無いであろう。」「むぅ。」隼人は、唸りを上げながら、寝転んで天井を見上げた。「弥吉。では、ヌシはどうじゃ。ヌシも未だ一人身。ヌシのような男であれば、婚姻の話もあるじゃろう。」「まぁ、無い事も無いがな。ワシもこれから忙しくなりそうじゃから断っておる。」


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