「素敵な人ですよね、ステラ様。若

上一篇 / 下一篇  2018-05-05 15:32:39

 「素敵な人ですよね、ステラ様。若くて綺麗で、でも強くて格好いい」サキカは表情には出さなかったが、内心で苦笑いをしてしまった。『若い』と言っても、ステラの見た目は透明質酸十代であるが、あの姿は彼女がサキカを拾ったときから全く変わっていないのだ。ステラがギルドマスターになったのは約20年ほど前だと聞いているが、そのころからギルド“月の光”の隊員である古参の者ですら、彼女の年齢はわからないと言う。シワもできず、シミもできず、いつまでも若い姿を保ち続けている――彼女はそんな謎の人物である。一説によれば、彼女がギルドマスターになったのは十代の頃で、まだ三十代なのではないのか、とも言われているが、実はすでに五十を過ぎているという説もあったりする。だが、それでも――「……俺の自慢の育ての親だから」彼女を尊敬し、敬する心は、本物だと言い切れる。――母を誉めるユリアスの言葉が嬉しい。小さく笑みを漏らすと、ユリアスも笑んでくれた。買い物を終えた一行は店を後にした。次はどこに寄ろうかと辺りを見回し、会話を弾ませる。平穏で楽しい一時だ。しかしながら、このような穏やかな時間をぶち壊す空気の読めない人はどこにでも存在するらしい。何か感じた覚えのある魔力を察知して顔をあげた。サキカたちの反対側から歩いてきたその人物は、サキカたちの数十歩手前でこちらの存在に気がつき、笑顔で駆け寄ってくる。素知らぬふりをして逃走をはかろうと回れ右をしかけたところで、大声で声をかけられて逃げるに逃げれなくなってしまった。――逃げたところで地の果てまで追ってきそうだ。よほどサキカが嫌そうな顔をしていたのか、「サキカ?」とガイアが眉をひそめて名前を呼んだが、それどころではない。どうやってあの男から逃れようかということで頭がいっぱいだ。.


TAG:

 

評分:0

我來說兩句

顯示全部

:loveliness: :handshake :victory: :funk: :time: :kiss: :call: :hug: :lol :'( :Q :L ;P :$ :P :o :@ :D :( :)

我的欄目

日曆

« 2018-08-15  
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

數據統計

  • 訪問量: 4038
  • 日誌數: 65
  • 建立時間: 2017-12-19
  • 更新時間: 2018-08-03

RSS訂閱

Open Toolbar