無心になって刀を振るっていると、こち

上一篇 / 下一篇  2018-04-22 22:48:06

 無心になって刀を振るっていると、こちらに近付いてくる気配を感じた。――この魔力は――――「……サキカ?」驚いたようにサキカを凝視する茶色い瞳。そ透明質酸功效髪はまだワックスで七三に固められてはおらず、そのせいか何時もと雰囲気が違う気がした。「……アンドリュー」サキカが手を止めると、アンドリューはこちらに向かってきた。「……鍛練、か?」「うん、そうだけど……、アンドリューは?」「朝起きたら君がいなかったから、探しに来ただけさ」肩をすくめて答えたアンドリュー。サキカの左手の刀をちらりと見てから、広場の隅にある大きな石の上に腰を下ろした。「……僕のことは気にせず、鍛練を続けたまえ。君の鍛練が終わるまで、僕はここで待つ」予想外の台詞に目を丸くしてしまったが、その口調はアンドリューらしくて、サキカは笑いをこぼし再び刀を振るい始めた。朝日が顔をだし、人の姿がちらほらと見え始め、サキカは手を止めて刀を仕舞った。「……もういいのか?」始終こちらのようすを窺っていたアンドリューが、サキカに訊ねる。「うん、これ以上ここにいると目立ちそうだから」忙しいだろうに、刀を使うのが珍しいのか、足を止めてサキカを見ている人もいる。サキカが刀を仕舞ったことにより、この場から去っていったが、あと三十分ぐらいしたらこの広場も人で賑わい始めるだろう。そうなれば、サキカの周りに見物人が群れをなす可能性は少なくない。「……たしかにな。まあ、見物人の気持ちもわからなくないが」「……え」これまた予想外の台詞だ。てっきりアンドリューのことだから、話を打ち切られると思っていたのだ。「それは……、刀が珍しいから仕方ないかもしれないけど」一先ず言葉を返せば、今度は苦笑混じりの笑顔を返された。.


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