"「俺も……」 雷帝がフードをとる。 三"

上一篇 / 下一篇  2018-03-30 01:22:20 / 個人分類:Personal

"「俺も……」

雷帝がフードをとる。

三十代半ばほどであろう。

短い金髪に、鋭い目は茶色がかった黄色をしている。

「私も外しましょう」

「……アタシも」

次に光帝と 去黑眼圈
帝がフードに手をかけた。

光帝は優しげな顔立ちに薄い金の瞳、同じく薄い金の髪を結い上げている。

風帝は少し幼い顔立ちに、鼻の周りには雀斑がある。

緑の髪をツインテールにして、くりくりとした目も緑だ。

二人とも三十歳ほどだろうか。

「…………」

無言でフードをとって素顔を見せたのは、闇帝である。

まず目に入ったのは、左の眉から頬までかけての大きな傷痕。

もちろん瞼にも傷痕は走っているのだが、左目はしっかりと開けられていて、機能を果たしているらしい。

黒目黒髪で、歳はよくわからない。

「さて、俺達も外しましょう」

炎帝の声で、総帝はフードに手をかけた。

炎帝も総帝と同じように、フードの端に触れる。

そして――

今まで九年間、ずっと秘匿とされていたその秘密が、初めて解き放たれた。

「なっ……」

若い――

少年から青年へと移り変わるような歳の総帝と炎帝。

土帝は目を見開いて固まり、光帝と風帝は驚き半ばに見惚れた。

闇帝は口を半開きにして、じっと総帝と炎帝の姿を見つめ、雷帝は目をしばたたかせる。

総帝は悲し気に微笑んだ。

「……そんなに、驚かれましたか…………」

炎帝は総帝を見て、辛そうに顔を歪めた。

「――っ……申し訳ありません」

それに気が付いた光帝は、咄嗟に謝る。

続けて、土帝も風帝も雷帝も闇帝も頭を頭を下げて謝った。

「お気になさらないで下さい……。驚かれて当然ですから」

総帝の言葉は、逆に帝達に刺さった。

なぜ、もっと気が付かえなかったのかと、気に病む。

素顔を隠していたのだから、それなりの理由があることぐらい推測できたはずなのだ。

それにもかかわらず、驚きをあらわにしてしまったというのは、帝として少々情けないことでもあった。


."




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