"  ―――――――――― 今日は休"

上一篇 / 下一篇  2018-03-18 18:43:55 / 個人分類:Personal

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今日は休め

寝てろ!


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名前もなしにそれだけしか書かれていない、ぶっきらぼうな置き手紙。

下手ではないが 麥皚淇醫生  上手いとは言えない崩れた文字。


脳裏に浮かんだのは、不器用な親友の顔であった。

思わず笑みを漏らし、呟く。



「……ありがとうございます…………」






その日、サキカは夕方近くまでのんびりすることができた。

しかし夕方からはそういうわけにはいかない。

部屋着のジャージからギルド服に着替え、銀のマントを羽織る。

すっかり総帝の姿となったサキカは、ギルド“月の光”本部の自室に――本当はできないはずなのだが――転移した。




今日もギルドは騒がしい。

翌日の水帝の告別式の準備のためだ。

サキカ――否、総帝は、自室を出るとギルドマスター室に向かった。

用件はと問われれば、今後の事を相談するためである。

具体的には訓練についてだ。

会議で各ギルドで訓練を行うようにとのことになったため、その内容もギルドで決めなければならない。

「訓練、ねぇ……」

ギルドマスター兼サキカの義母であるステラは、呟きを漏らした。

「各隊で決める、じゃ駄目かしら……?」

と、尋ねつつ、上目遣い。

……ステラはこれはサキカには効かないと知ってはいるのだが。

サキカは大きく溜息を吐くと、渋々というように了承した。

「仕方がありませんね……。わかりました。隊長の方々にお伝えしておきますね」

「ありがとう!!」

パァッと顔を輝かせ、ステラはサキカに抱き着いた。

サキカは再び大きく溜息を吐くと、ステラを引きはがした。

「……ではこれで失礼します」

サキカは微笑みを見せ踵を返す。

「えぇ~もう行くの?」

唇を突き出して文句を言うが、サキカは聞く耳を持たず、その場を去って行った。


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