──しかし。  家の

上一篇 / 下一篇  2018-02-03 22:08:50 / 個人分類:Personal


 ──しかし。


 家の外に出ていた一人の村人が、総帝様を強く睨み付けた。それを見た村人も、同じように総帝様を睨み付ける。

 敵を見るような、そんな視線。日本置業 家はどこ?」


 だが、総帝様はその視線を気にすることはなかった。彼が気がついていないわけがないだろう。

 下手をしたら、不敬罪だ。総帝様の地位は、国王様よりも上なのである。フードの下の顔を見たせいか、偉い人であるという認識は残っているが、少女の緊張はなくなっていたが。


「……こっちです」


 家まで送ろうとしてくれているらしい総帝様に家のある方角を示すと、彼はゆっくりとそちらへ向けて歩き始めた。──直後。


「余所者が! さっさと出ていけ!!」


 一人の村人がそれを阻むように立ち塞がった。すぐに他の村人が、寄ってくる。


「待ってよ! その人は──」


 恩人である彼を、追い払おうとしているのか。彼が総帝様であることにも、気がついていないのだろう。

 総帝様の肩に乱暴に手をかけ、そのまま引きずっていこうとする男。それに協力するように、腕を掴んで引っ張る別の男。遠巻きに見ていた女性たちは、総帝様に石を投げつけ始める。

 総帝様は何も言わない。抵抗すら見せないのだ。ただ諦めたように立っているだけで。





TAG:

 

評分:0

我來說兩句

顯示全部

:loveliness: :handshake :victory: :funk: :time: :kiss: :call: :hug: :lol :'( :Q :L ;P :$ :P :o :@ :D :( :)

我的欄目

日曆

« 2018-08-16  
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

數據統計

  • 訪問量: 4059
  • 日誌數: 65
  • 建立時間: 2017-12-19
  • 更新時間: 2018-08-03

RSS訂閱

Open Toolbar